2014/01/20
抗がん剤の日々
2回目からは通院しての投与になったね。
2週間毎に病院に行き白血球数を検査するけど
結構ドキドキしながら待合室にいたことが思い出されるね。
抗がん剤が投与出来るとなった時には
変にホッとした思いだったね。
抗がん剤の日々
本当はもう少し長期に渡って投与する予定だったけど
副作用がきつく白血球の低下も著しかったので
最初の抗がん剤は6回ほどで終わってしまった。
でも、腫瘍マーカーも下がり、肝臓に残ったガンだけが心配の種だった。
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2014/01/17
ポート
抗がん剤は48時間の投与。
毎回血管に直接注射すると血管が痛むので
鎖骨下の静脈にポートという注射針用のアタッチメントを装着する手術をしたね。
でも、後からこの事に関する院内の壁を経験することになったね。
抗がん剤の日 初めての日
抗がん剤治療が始まった。
第1回目の投与は経過観察のために入院して行ったね。
三種類の薬液を48時間かけての投与だったけど
一番長い3番目が、風船の様な袋を使っての投与だったので
ちょっと驚いたよね。
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2014/01/14
太郎坊神社
平成20年は、地域の恵比寿会の祭典にも関わっていたけど
その神社の中に祭られていた太郎坊神社は
本殿の右側にある小さな社殿だったけど
「どんな難病でも一生のうちに一回だけは治してくれる」とあった。
祈ったよ。
抗がん剤治療
結局は完璧に取り除けなかった肝臓のガンと
顕微鏡サイズのガンに対する治療として
君の体力の回復を待って、抗がん剤を投与することを選んだね。
その後の処置は、抗がん剤の効果を見てから決めると言うことだった。
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2014/01/11
1月は僕にとっては悲しい月です
それは、妻が旅立った月だからです
その日までの最後の時間が思い出されてきます
あと17日でその日が来ます
3年前に僕は何をしていたのだろう
3年前の今日、僕は何処にいたのだろう
写真の中で微笑んでいる妻の顔を見ながら
何かを語りかけています
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2014/01/11
平成19年(独り言)
平成19年は忘れられない年になりました。
年明けに以前から調子が悪かった父がついに倒れて入院。
入院後に認知症が発覚して、精神科の病院に転院。
その父を追うかのように、母も認知症で介護施設に入所。
その夏に、伯母、義母、叔母と続けての逝去。
そしてとどめを刺すかのように妻の病気が見つかりました。
忘れられない、最悪の年でした。
副作用に関すること(独り言)
薬の副作用に関して、友人の薬剤師がこんなことを言っていた。
薬には必ず副作用がある。
問題は病気を治す効果と副作用によるダメージの比較で薬を決めると。
副作用によるダメージが大きくとも
元々の病気が治るのであれば、目的の薬を投与すると言うことでした。
なるほど。
*本とは掲載順番が異なっています。加筆されています。
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2014/01/08
退院祝い
君の退院を祝って、仲間が祝いの宴を準備してくれたね。
病気が見つかって以来禁酒を続けていたけど、
あの夜のシャンパンの味は最高だったね。
美味しい料理にお酒に会話が弾んで、
あの素敵な夜は忘れられないよ。
発熱
年末に君は原因不明の発熱を起こした。
夜遅かったけど病院の救急外来に駆け込んだね。
待合室は寒く薄暗かったけど、親子でいることが心強かった。
処方された薬で翌日には熱も下がって
親子揃っての正月を迎えることが出来たよね。
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