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「マスターの贈り物」

2020/10/05
家の近くにある、西洋風居酒屋
その店は、亡くなった妻とよくいっていたお店
私は、海鮮サラダを妻は春巻きを必ず注文していました
    
つい先日も、夕食をとりに行って
春巻きを食べながら、マスターと思い出話をしていて
話題に上った出来事がありました
 
いつの日だったか、49日の頃だっかかと思いますが
娘と二人で夕食をとりに行った時の事でした
カウンターに座って注文をあれこれ考えていた時に
「奥様が好きだったですよね」と春巻きを準備してくれました
覚えていて頂いていたんだと、目頭が熱くなるのを感じました
  
その後で、これも妻と時々言っていたショットバーで
「奥様がよく注文されていた、ザクロのジュースです」と
娘のために、生のザクロから絞っていただきました
 
妻のことも、妻が好きだったもののことも覚えていてくださって  
本当にうれしい一夜でした
お二人のマスターに感謝です
  
年が明けると、逝ってから10年という歳月が過ぎます
 

4回目のその日

2015/01/28

時間が午前0時を回って、その日が来ました

その時までは、まだ19時間という時間がありますが
今日がその日であることに変わりはありません

そう、4年という月日が流れていきました

決して一人ぼっちだった訳ではありません
本当に多くの方々に支えていただきながら
励ましてもらいながら、心を配ってもらいながら
長い道を歩いてきました

命なんかどうなってもいいと思った時もありました
お酒に溺れて、毎晩毎晩飲み明かした時もありました
悲しくて悲しくて、涙が止まらなかったことは
数えきれないほどありました

そんなどうしようもない日々を過ごしてきたあとに
少しだけ前を見て歩き出す勇気の灯火が
ポッと道を照らしてくれているような
そんなことを感じている今日です

貴女は、そんな僕のことを見ていてくれるのでしょうか
貴女は、そんな僕のことを喜んでくれるのでしょうか
貴女はいま、どこで僕のことを見ているのでしょうか

貴女と別れた今日が、今始まりました

季節の思い

2015/01/22

やはりこの季節になると、4年前のことが思い出されてきます。

その日まで一週間というこの頃から、一気に妻は弱っていきました。

23日に医師から「意識の混濁が始まるので、近親者を呼ぶように言われて

家族と近い親族に連絡を入れました。

黄疸で顔の色が変わってきて、やがて食事も水も口にしなくなりました

病室に行っても、ほとんど話すことがなくなり、

ある日洗面台の横で座り込んで、ベッドに戻れない妻を抱きかかえた時

その、あまりの軽さに言葉もなく、涙をこらえきれませんでした

看護師さんから「緩和ケアは家族のケアもします、相談してください」と声をかけられ

場所もわきまえずに廊下で泣いてしまいました、その言葉は嬉しくて優しくて暖かかった

その日から二日後の夜に私の眼の前で、息を引き取りました

1月28日午後7時20分でした

 

妻の最後は、二夜を自宅で過ごして

30日に葬儀場に移動してお通夜を迎えたのですが

その日は、午後から降り始めた雪がしっかりと積もり

真っ白な世界を作ってくれました

 

その時が、間もなくやってきます