りんどうの会~がん患者遺族の会・佐賀~

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2015年5月

5月, 2015年

ルミナリエとエンプティーテーブル

2015/05/29

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ルミナリエとエンプティーテーブル

リレー・フォー・ライフはがん征圧を目標にしているので、大会イベントの大きな流れは、サバイバーと呼ばれるがん患者及びがん経験者の方々やその家族を勇気付けるといった性格を持ちます。

しかし、その中に夕方から夜・・特に薄暮にかけて行われるルミナリエやエンプティーテーブルには、がんで亡くなった方々やその遺族といった位置付けも設定されています。

写真は今年の鹿児島大会での写真で、撮影時間は夜明け前の時間なのですが、雰囲気は良く出ていると思います

ルミナリエは、サバイバー、ケアギバー(家族や支援者)、遺族が、それぞれの思いを短い言葉に託して、特殊な紙でできた袋に書き込ます。

その袋にローソクを灯して一晩中歩くコースを照らしてくれます。「がんに負けないぞ」とか「お母さん、僕は元気ですよ」とか、涙が出そうな言葉が多く綴られています。

もう一つのエンプティーテーブルは、がんで命を亡くした方々が帰ってくる場所です。
白いテーブルに白い椅子、白いテーブルクロスに、花が一輪とワイングラスにローソクの灯りです。

そこには、それぞれの人が思い思いに故人を思い浮かべています。
昨年は一緒にリレー・フォー・ライフで歩いた方が今年は参加できなかった・・そんな思いや、遺族の思い、残された者が心に描く「ひと」への思いがそこに集積していきます。

私もまた、鹿児島での時間では、とうとう一緒に来ることができなかった妻へ語りかけました。
また、そういった思いを共有できる、新しい人との出会いもありました。
そこは、ただ単に悲しみだけを思い起こすのではなく、その悲しみを乗り越えて生きていく勇気や元気そして仲間がいることを教えてくれる、素敵な時間と空間です。

セカンドオピニオン

2015/05/19

先日書き込んでいました、友人の奥様の乳がんの件です

 

先週に入院・手術と進み、手術後も良好との連絡をいただきました。少しほっとしています。

しかし、ガンという病気の特殊性なのか、気持ちの上で色々とあったようです。

特に、セカンドオピニオンという制度は患者の権利と言いながらも、なかなかに難しいようです。

 

私やその友人の共通の仲間には医療関係者も多く、その仲間の勧めで、セカンドオピニオンを活用したそうです

結果は、最初の医師の所見と同じで、元の病院で手術をすることに収まったのですが

なんとなく、気持ちの問題かもしれませんが、最初の医師の態度が冷たくなったように感じられて

手術を受けることが、とても不安で辛くなったそうです

 

私がよく存じ上げている、相談支援センターの方にお願いして話を聞いてもらいました

最初は不安だらけで涙声だった奥様が、相談後は明るくなられて、しっかりとした気持ちを持たれたということです

制度としては確立されてきていても、担当医師や医療機関の考え方、また利用しようとする患者側など

まだまだ問題は多く残っているようです。

 

妻も、抗がん剤治療を止めた後に一度だけセカンドオピニオンを受けました。

熊本にある放射線治療の専門病院です。

結果は、転移性のガンなので治療はできないという答えでした

一縷の望みを持ちながらも、結果として最後通告を受けたようなショックを感じましたが

今思えば、最初の手術の前にセカンドオピニオンを受けておけば、もしかしたら何かが違ったのかなと思うこともあります。

 

その中でも、患者側に立って相談を受けていただく支援センターの方の存在は大きいですね。

改めて妻のこと

2015/05/07

自分の人生を振り返ってみて思ったことがあります
妻の存在が如何に大きく僕の人生に影響を与えていたのかと

妻と妻の父の誘いで、宝生流のお謡いを初めて、舞囃子まで舞うことができました
息子をボーイスカウトに入団させたのも妻の提言がきっかけ、その結果、自分がリーダーになって、子ども達を指導するとは思ってもみませんでした。
議員となった私を支えてくれていたのも妻です

そして、妻の逝去がきっかけとなって、立ち上げた、この「りんどうの会」
強く僕の背中を押してくれた方やサポートしてくれた方との改めての心のつながりや、会を通して出会った方々。
そして、それが縁で参加した、リレー・フォー・ライフ
ここでも、新たな出会いをたくさん頂いています

新たな方々との出会いは、まさに妻が残したプログラムではないのか、などと思ってしまいます
いろんな場面で「奥さんは・・・」と、今でも妻のことを話して頂いていることを思ってみても、妻の存在の大きさを今更ながらに感じています

この先もいろんな方と出会うことだと思いますし、今までに出会った方々と新たな展開があったとしても、それもまた妻の意思なのかなと思ってしまいます

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